top of page
koshigaya0

「キリストこそ私たちの平和」エペソ2:11~22 2024/8/2

オリンピックがたけなわです。オリンピックは平和の祭典とも呼ばれています。ですが、現実は世界各地で戦争・紛争が絶えません。人は平和を求めています。「平和とは争いがなく、おだやかなこと」という定義がありますが、なかなかそうはいきません。しかし、可能なことが唯一あります。それが「実に、キリストこそ私たちの平和です」(14)という、キリストによる平和です。

エペソ人への手紙は使徒パウロがエペソの教会に書いて送った手紙です。エペソには多くの民族がいました。そこにはユダヤ人とそれ以外の民族という対立がありました。そこにあるのは「敵意」です。「敵意」とは敵を排除しようとする感情です。それは国と国、だけではなく、家族、夫婦、学校や職場の中にも存在します。ですが、キリストによって、そのような「敵意」は廃棄されたのです。それだけではなく「新しい一人の人」を造り上げるのです(15)。それが主イエスの十字架です。それは二つのことを意味します。

●自分が罪人であることを知っている人

人は十字架の前に立つとき、何々人、などという前に、神の前に一人の罪人であることを知ります。「敵意」どころではない、みな、神の前には罪人であり「自分背きと、罪の中に死んでいた者」(1)であることを知るのです。

●神の愛と恵みを知った人

そして、自分の罪深さを知った人は神の愛と恵みの深さを知ります。「あなたがたが救われたのは恵みによるのです」(エペソ2:5)とあります。それは背きの中に死んでいた私たちがキリストとともに生かされるという恵みです。

「平和はじめて知ったイエスに出会ってから、愛、はじめて知ったイエスに出会ってから」との讃美歌のように、私たちはこの主イエスによって、神の愛と恵みを知り、他人を赦し、愛することができます。「キリストこそ、私たちの平和」です。 この平和が私たちの心と世界に実現するように祈って歩みましょう。

閲覧数:22回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「真に心をほぐす方主イエス」 マタイ11:22~33 2024/7/7

ライフラインのビデオをご覧いただきました。教会でカフェをしておられる先生のお話でした。カフェに来られる方はコーヒーやケーキも目的でしょう。しかし、それ以上に心のやすらぎを求めているのではないでしょうか。私たちの周りには疲れ果てている方々が多いのも事実でしょう。その中で「疲れ...

「孤独からの解放」ルカ15:1~102024/6/2      

「孤独」は人の心や体を害するといわれています。特にコロナがあり、人との接触が制限される中、孤立状態に陥る人が増加しています。私たちが孤独を感じているとき、脳には体の痛みに等しいほど大きなストレスがかかっているそうです。政府でも「孤独」の問題は取り上げられ、内閣に孤独・孤立対...

「私たちの土台、それは創造主」2023/5/7

「私たちの土台、それは創造主」(伝道者1:1~11、12:1) 豊臣秀吉の辞世の句に「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢」とあります。そのような思いを持ったことがあるのは彼だけではないでしょう。聖書ではむなしい生涯の理由は、土台がないからだと語って...

Komentarze


bottom of page