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  「この恵みのゆえに」                              エペソ2:1~10 2025/6/1

  • koshigaya0
  • 10月1日
  • 読了時間: 2分

教会では「恵み」ということばを良く耳にします。「恵み」とは「受けるのに値しない者に対する一方的な神からのプレゼント」といえます。一般的に言えば日本では「恵み」ということばは、自然界からの恩恵という意味で使われます。それは基本的には無料であり、だれでも恩恵に与れます。ですが、それらにまさって大事な恵みが、8節の「この恵みのゆえに」という恵みです。

●「この恵みの」の対象-「私たち」(1~3) 

この恵みはすべての人のための恵みです。「あなたがた」(3)とは、この手紙を受け取ったエペソの人々です。同時にすべての人です。すべての人は罪の中に死んでいるとあります(1~3)。創造主なる神の恵みを忘れ、神のみこころから離れて生きているのです。その結果は混乱とむなしさです。

●「この恵み」の内容-「キリストによる救い」(4~7)

そのような人々に与えられるのが「信仰によって救われたのです」とあるように、キリストによる救いという恵みです。まず、罪深い私たちを神が愛しておられる事実が前提です(4)。そしてそれは、キリストの十字架の死と復活によって私たちに与えられるものです(5)。キリストは受難を受け、十字架で死なれました。しかし、3日目によみがえったのです。そのキリストのように、私たちが、新しく生かされることが「この恵み」です。

●「この恵みの」の結果-「新しい人生」

「この恵み」は私たちに「新しい人生」を与えます(10)。それは人本来の「良い行い」に生きる人生です。神を敬い、人を愛する生き方で、霊的な満足と喜びを伴います。神が恵みを与えてくださったように私たちも人に恵みを与える生涯とも言えます。そして「あらかじめ備えてくださった」とあるように、それらも、神が与えて下さるのです。私たちは「この恵み」を感謝し、受け取りましょう。それによって、新しい「真に生きた」生涯を歩むことができれば幸いです。

 
 
 

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