「私たちの希望・復活」Ⅰ コリント15:1~11
今日はこの年の召天者記念礼拝です。召天者記念礼拝は先に天に召された故人を偲び、その信仰の歩みを覚え、私たちが、人生の最後を迎えるための備えをする時です。聖書の信仰は「根拠のない思い込み」「個人的な主観」という人もいます。しかし、キリスト教、聖書の信仰は確かな根拠があります。その信仰の根拠が復活の事実です。この朝は「私たちの希望・復活」と題して短く三つの事に心を留めましょう。
①この希望である復活は私たちに受け継がれてきたもの
復活の事実は聖書の時代から私たちまで確かなものして受け継がれてきました。3~7節は使徒信条の原型のような箇所で、主の十字架と復活が記されています。パウロたちが受け継ぎ、私たちにも伝わっている福音は、この世の中で最も価値あります。それは世界中のすべての財よりも価値のあるものです。それを私たちは受け継いでいるのです。
②この希望である復活は確かな根拠を持つもの
復活は確かな根拠を持つものです。まず、第一に聖書です。「聖書に書いてあるとおりに」とあります。聖書が私たちの信仰の土台です。その聖書には主イエスの復活が預言されています(詩篇16篇等)。第二に復活の体験者たちの存在です。主イエスは復活された後、まず弟子たちに現れました。そして500人も弟子たちに会ったのです。教会の信仰もまた、淡い望みなどではなく、堅い基底の上に据えられています
③私たちはこの希望・復活の事実に立って歩もう
私たちの信じる福音は、どんな大きな揺れが来ても壊れることはありません。復活の事実という堅い杭があるからです。今日のテーマは「私たちの希望・復活」です。「私たちの」とありますように、この復活の事実は今の私たちに受け継がれています。そしてそれは何よりも確かな聖書と、それ基づいたキリストの復活いう土台があるのです。この事実にしっかりと立って、揺れ動かされることなく歩みましょう。
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